別府市・ヒアリングと定例会

昨日から別府市入りでした。
今回は、ヒアリングと定例会です。
公園の中に建てられる図書館と複合施設。
これまでかれこれ5年ほど経過しているけど、僕が関わったのは、最初の数年でした。
でも、今年からまた関わらせていただくことになりました。
そして今日は、別府市新図書館等整備事業のダイアログ・ミュージアム「対話の森」タイワタシエアカフェを見学しました。
この世界観は、学びが多かったです。
さて今年は、何度も別府市へやってくる予定です。(花井)

理事長花井よりご挨拶

みなさま
ご無沙汰していました。
最後の更新から2年が過ぎていました。
新型コロナの影響、個人的な事情などで仕事から遠ざかっていた時期もあり、更新することなく過ぎてしまっていました。
しかし当社団は、この2年の間に、高知県須崎市図書館等複合施設整備基本計画の策定、白馬村図書館等複合施設基本計画の策定に関わりました。
そして今年は、佐藤総合計画様の協力で、大分県別府市の新図書館等の基本設計、実施設計及び管理運営計画策定支援業務に関わらせていただいています。
まだ始まったばかりですが、わくわくする図書館・複合施設ができるように頑張ります。
また個人的には、山口県岩国市中央公民館等建設基本設計で長野総合建築事務所様にアドバイザリーをさせていただいています。
今後も,いろいろな地域でスタッフ研修のお手伝いや講演会、建築へ向けた協力を予定しています。
間が開かないよう報告して参ります。
引き続きよろしくお願いします。

須崎市図書館等複合施設基本構想・第1回目 有識者会議

先日、受託させていただいている須崎市図書館等複合施設基本構想に向けて、第1回目の有識者会議が開催されました。
当社団は、有識者のご推薦、進行に関わる企画の提案や支援をさせていただきました。
各分野についての有識者は、次の皆様にお願いしています。
○建築部門:古谷誠章氏(建築家/早稲田大学大学院教授)
○図書館部門:糸賀雅児氏(慶應義塾大学名誉教授)
○ギャラリー・アート部門:岡田勉氏(スパイラル/ワコールアートセンターキュレーター)
○まちづくり部門:岩佐和幸氏(高知大学教授)
また、地域を代表していただき、図書館協議会より1名、市内のまちづくりに従事されている方1名、そして、須崎市の細木忠憲教育長の7名にお願いをし、有識者が構成されました。
主に以下のような意見について議論されました。
①図書館は読書施設から交流施設へと変貌している中、世代を超えて場所を共有するという居場所づくりが重要となってきた。その過程で、須崎市民が目指すところがどういう場所なのかを考える。
②民間との連携を考え、市民や来訪者が情報に出会う機会を生みだして行くことが重要。
③市民がその施設で何を手に入れたいのかを考える。
④図書館を主とした多機能施設を考える。
今後2回の有識者会議を経て、須崎市図書館等複合施設基本構想に反映させていきます。
また、同日有識者会議の後、図書館等複合施設整備に向けた建設構想策定委託業務のプロポーザルの二次審査会も行われました。
当社団がソフト面(基本構想)を主として検討していきますが、このプロポーザルは、ソフト面の検討段階からハードの視点でも計画づくりに向けて考えていくために、当社団のパートナーとして業務を行っていただく事業者を決定するものです。
審査委員長は、有識者会議でも会長を務めていただいている古谷誠章氏に務めていただき、副審査委員長は横畠浩治副市長、審査員にはアカデミック・リソース・ガイド株式会社(ARG)代表取締役兼プロデューサーである岡本真氏、須崎市立図書館館長である山﨑美枝氏、そして私の計5名で、提案書をじっくりと読み、議論を重ねて、最終選考に3社を選びました。
3社については、‪11月13日に‬横浜で開催される、第21回全国図書館総合展にて、須崎市が主催し、当社団が共催するフォーラム内で、公開プロポーザルの最終審査に挑みます。
詳細は、こちらのURLをご覧ください。

大阪府泉大津市の新図書館整備事業のご報告

皆さんこんにちは。
この度の台風等災害で被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
そして、犠牲になられた皆様に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
私たちも台風の影響で仲間が被害を受けていたりもし、慌しい日々を送っておりましたが、その中でも業務を進めて参りました。
今年度アドバイザーとして関わらせていただいている、大阪府泉大津市の新図書館整備事業について、近況報告をいたします。
事業の一環として、新図書館設計チームが企画したワークショップである、「泉大津まちまるごとフィールドワーク」にアドバイザーという立場で参加しました。
これは、15名ほどの大学・専門学生を中心とした参加者と設計チームが市内を探索し、設計に反映させられる地域の素材を発掘・収集するフィールドワークでした。
私は、9月30日の第3回(最終日)の港湾地区の探索に参加しました。
それぞれの発見を報告するコメントシートに書き込みながら、港湾の魅力を探索するものでした。
なかなか立ち寄らない港湾地区でしたが、それぞれに発見があったようでした。
もう一つ、10月20日に開催された視察ワークショップである、「みんなで図書館を見に行こう!ー神戸市立北神図書館への遠足型ワークショップー」にも参加しました。
これは、泉大津市民、行政担当者、設計チームがバスに乗って、図書館を語りながら、遠足のように神戸市立北神図書館を視察するというものでした。
まずは、神戸市立北神図書館の設計者である槻橋修さんに、建築設計で工夫されたことや図書館とのコミュニケーションなどで取り入れたことなどのお話を伺いました。
その後、図書館スタッフとのディスカッションも行いました。
それを受けて、参加した市民と設計チームが、現在進んでいる泉大津市新図書館の設計についての意見交換を行いました。
私も市民の方々の提案やこれからの図書館についての考え方など、アドバイザーとしてコメントをさせていただきました。
まだまだ議論は尽きませんでしたが、多くの学びがあり、成果の多いワークショップとなったと感じました。
そして11月2日、泉大津ならではの図書館をつくる!『泉大津まちまるごとフィールドワーク発表会』と題して、この一連のワークショップの報告会が開催されます。
もちろん、私も参加させていただき、僅かな時間ですが、ファシリテーターを担う予定です。
報告会を経て、皆さんとより一丸となって図書館づくりに取り組んでいきたいと思います。

須崎市図書館整備基本構想策定業務のご報告

当社団は、高知県須崎市の「須崎市図書館整備基本構想策定業務」を受託し、お手伝いさせていただいています。
昨年度は、花井が前段階として市民ワークショップを3回させていただきましたが、今年度はいよいよ構想策定です。
市民から出た様々なわくわくを大事に、須崎流の図書館が実現できるようお手伝いしたいと思います。
一般的には、基本構想・基本計画を踏まえてから、建設について議論するというプロセスが多いのですが、今回は、基本構想時から建築及び設計の専門的な視点を交えて、当社団とチームを組むことにより、効率的かつ効果的なプロセスで、図書館及び複合施設を考えていくということに挑戦することとしました。
そのため、須崎市では、「須崎市図書館等複合施設整備に向けた建設構想策定業務」 のプロポーザルを行います。
すでに、公募開始していますので、ご報告です。
一次審査、二次審査を経て、最終審査のプレゼンテーションで建築構想策定受託者を決定します。
今回、新たなプロセスにトライするということもあり、これまでにないようなプロポーザルを行うということで、最終審査は、11月13日に横浜で開催される図書館総合展にて実施します。
ぜひ、私たちと一緒に、須崎市でお仕事しませんか。
ご応募お待ちしております。

白馬村新図書館等複合施設基本構想策定業務が完了しました!

平成30年度の業務として、長野県白馬村の新たな図書館等複合施設における
基本構想策定業務を完了いたしましたことをご報告いたします。

本基本構想の策定支援にあたっては、これまでに実施したアンケート調査、
SDGsの視点から意見を出し合った3回のワークショップ(花井理事長が企画設計及びファシリテーター)、
専門的な視点での議論のための有識者会議の開催(花井理事長が有識者としても出席し、
当社団で運営のご支援も担わせていただきました)等を踏まえて、
様々なご意見を基に、白馬村と共に検討してきました。

これまでに意見が出されてきた、村内外・国内外問わず、多様な人々が集い、出会い、交流し、
学ぶことのできる場所であってほしいという想いや、図書館施設検討委員会の検討内容、
そして、多様な文化と交流する居場所づくりをすることで、
未来を担う子どもたちが豊かな白馬村を創造することのできる拠点として、集い続け、
愛され続ける施設となってほしいという願いを込めて、
「多様な創造性と出会い、豊かな未来へ誘う道しるべ」というコンセプトを定めました。

白馬村は、山岳があり豊かな自然があること、村内外に留まらず、
海外からの来訪者や移住者も多いなどという特徴があります。
それらの特徴を活かし、守りながら、現状の図書館や子育て、福祉などについての
課題解決にも繋がり、「白馬の豊かさとは何か―多様であることから交流し学びあい成長する村―」
という村の基本理念を実現する拠点として、白馬村らしさが光る新図書館等複合施設を目指しています。

今年度は、有識者会議で出された「滞在型」と「交流型」というキーワード、そして、
基本構想にもまとめた新図書館等複合施設に求められるサービスや機能連携を基に、
基本計画の策定に入っていくことになります。

引き続き、白馬村に相応しい新たな拠点づくりのために、ご支援させていただきたいと思います。

「白馬村図書館等複合施設基本構想」及び
「白馬村図書館等複合施設基本構想概要版」については、こちらをご参照ください。
https://www.vill.hakuba.lg.jp/gyosei/soshikikarasagasu/somuka/kikakuchoseigakari/7/2/3173.html

白馬村図書館および複合施設に関するワークショップ(第3回)が開催されました。

10月19日、白馬村図書館および複合施設に関するワークショップが開催されました。
理事長 花井のFacebook投稿(11月14日)を引用します。

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2018.11.13 長野・白馬村

昨日、第3回図書館等複合施設のワークショップが開催されました。
基本構想策定に係るワークショップとして、3回構成の最後の回でした。
第1回は、SDGsから白馬村を考え、図書館、複合施設のあり方へと流れるワークショップでした。
第2回は、第1回のワークショップで行ったことについて、参加していない方々からリサーチをしてきて、 それを元にこれからの施設に欲しい機能を発見するというものでした。
そして、今回の第3回は、もっと欲しい機能を深掘りするという回。
その機能を実現するために必要なヒト、コト、モノを含めて、持続可能なことを語りました。

出てきた機能のアイデアとしては、
①IDカードにより運営を行う。図書館機能を支えることはもちろんのこと、電子決済、寄付、貸出カードが とんでもなく便利になるということ。
②「そもそもハコモノはいるのだろうか?」という意見も。既存施設に図書館機能をマッチングさせるとい うこと。
③自転車に特化して考えるということ。
④環境から運営を考える。ランニングコストも抑え、クリーンエネルギーによる運営を模索する。
などの様々な多様性のある議論でした。

今回は、平均年齢34歳という若い方々で行ったワークショップでした。生き生きとした楽しいワークショッ プでした。
そして、文化度、教養度の高い議論展開。
面白いワークショップでした。
最後に語られたこと。
3回だけではもったいない。このメンバーでまた集まり、語り、何かを創造することを願うということでし た。
うれしかったです!!

まだまだ白馬村へ通います。
もっともっと白馬村を知り、語り、創造のお手伝いをします。

参考リンク

Facebook–一般社団法人 日本カルチャーデザイン研究所 理事長

白馬村図書館及び複合施設に関するワークショップ(第2回)が開催されました

白馬村図書館等に関するワークショップ(第1回)が開催されました

白馬図書館及び複合施設に関するワークショップ(第1回)が開催されました

9月12日、白馬村図書館および複合施設に関するワークショップが開催されました。
理事長 花井のFacebook投稿を引用します。

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長野・白馬村
昨日のコト。
白馬図書館及び複合施設に関するワークショップでした。
僕は、ファシリテーターを担当。
今回は、SDGsから白馬村を考え、それで図書館、複合施設のあり方へと流れるワークショップです。

SDGsは、地域のことを考えるスイッチという観点から行いました。
SDGsを[世界]というキーワードから入っていくと難しく考え、あまりにも広い視野になり、どうしても地球規模的なコトから考えてしまいます。
そこを針を180度回転させるように、白馬の土地から考えるSDGsとしました。
最終的にそれは、白馬村から世界へと繋がると信じています。

今回のワークショップ、参加者登録者22名。平均年齢34歳。
うち高校生6名。
これからの世代が語るワークショップのようになりました。
若干難しいと考える参加者もいるかなとも思っていたのですが、
なんと!ノリの良さ。
どんどん意見が出てきました。

今回は、まとめることはしませんでした。
あと2回のワークショップを経て、図書館、複合施設のソフト、ハードを考えていきます。

事務局からも参加者になりたかったという声も上がり感激!
また、若い行政職員も参加、積極的に意見交換をしてくれました。
高校生ももちろん!
最後の本日のプロセスの発表も率先してマイクを持ち伝えてくれました。

熱くなったワークショップでした!

参考リンク
花井 裕一郎 – 長野・白馬村 昨日のコト。 白馬図書館及び複合施設に関するワークショップでした。

白馬村図書館等複合施設に関する有識者会議が開催されました

有識者会議の様子(傍聴席から撮影)
有識者会議の様子(傍聴席から撮影)


8月30日、白馬村役場にて、
「第1回 白馬村図書館等複合施設に関する有識者会議」が開催されました。

図書館の専門家はもちろんのこと、
教育、子育て、アート、交通、ホール、山岳、マンガ、地域の検討委員会など…
様々な分野の有識者の方々にお集まりいただきました。
弊社団からは、花井理事長と田中理事の2名が出席しました。
会議は一般に公開され、傍聴席、マスコミ席も設けられました。

自然環境に恵まれた観光地として、知名度が高い白馬村。
国内外の観光客、移住者によって豊かな多様性をもつことも特徴です。
一方、オリンピック施設の償還、2014年の神城断層地震により、
厳しい財政状況におかれているという面もあります。

意見交換の中で、
*地域の住民だけではない、多文化の相互交流
*財政面で村に負担のない(収益のある)運営
*様々な人にとっての居場所(サードプレイス)になること
といった期待が語られ
「暮らしや町の中のケルン=道しるべ」という
印象的なキーワードも登場しました。

一方で、
*有識者の面々に女性が少なく、視点に偏りがあるのでは??
*村民は図書館ではなく「カフェ」を期待しているようだ…??
という問題提起もありました。

今後は、地域のみなさんとのワークショップや、
図書館検討委員会と連携しながら、基本構想の策定に向かっていきます。

詳しい会議の記録は、今後白馬村のホームページ等で公開される予定です。
公開されましたら、こちらでもご紹介します。

 

白馬村の複合施設に関する有識者会議の傍聴を受け付けています

白馬村の図書館等複合施設に関する有識者会議を開催します。
ただいま、この会議の傍聴を受け付けています。
ご希望の方は、申込書に記入し、
8月28日(火)までに、白馬村総務課までお申し込みください。

白馬村図書館等複合施設に関する有識者会議
8月30日(木)10:00
白馬村役場201会議室

申込書は、このリンク先からダウンロードできます↓
白馬村-行政-[Hakuba Village]>図書館等複合施設に関する有識者会議を開催します

新しい施設に興味を持ち、一緒に図書館を作っていきたい!という方々はもちろん、
普段図書館を利用しない方や、
新しい村の施設っていっても、いったい何ができるの?と
疑問に感じておられる方のご参加も、お待ちしております!
新しい施設の可能性を、見つけていただければと思います。