先日、受託させていただいている須崎市図書館等複合施設基本構想に向けて、第1回目の有識者会議が開催されました。
当社団は、有識者のご推薦、進行に関わる企画の提案や支援をさせていただきました。
各分野についての有識者は、次の皆様にお願いしています。
○建築部門:古谷誠章氏(建築家/早稲田大学大学院教授)
○図書館部門:糸賀雅児氏(慶應義塾大学名誉教授)
○ギャラリー・アート部門:岡田勉氏(スパイラル/ワコールアートセンターキュレーター)
○まちづくり部門:岩佐和幸氏(高知大学教授)
また、地域を代表していただき、図書館協議会より1名、市内のまちづくりに従事されている方1名、そして、須崎市の細木忠憲教育長の7名にお願いをし、有識者が構成されました。
主に以下のような意見について議論されました。
①図書館は読書施設から交流施設へと変貌している中、世代を超えて場所を共有するという居場所づくりが重要となってきた。その過程で、須崎市民が目指すところがどういう場所なのかを考える。
②民間との連携を考え、市民や来訪者が情報に出会う機会を生みだして行くことが重要。
③市民がその施設で何を手に入れたいのかを考える。
④図書館を主とした多機能施設を考える。
今後2回の有識者会議を経て、須崎市図書館等複合施設基本構想に反映させていきます。
また、同日有識者会議の後、図書館等複合施設整備に向けた建設構想策定委託業務のプロポーザルの二次審査会も行われました。
当社団がソフト面(基本構想)を主として検討していきますが、このプロポーザルは、ソフト面の検討段階からハードの視点でも計画づくりに向けて考えていくために、当社団のパートナーとして業務を行っていただく事業者を決定するものです。
審査委員長は、有識者会議でも会長を務めていただいている古谷誠章氏に務めていただき、副審査委員長は横畠浩治副市長、審査員にはアカデミック・リソース・ガイド株式会社(ARG)代表取締役兼プロデューサーである岡本真氏、須崎市立図書館館長である山﨑美枝氏、そして私の計5名で、提案書をじっくりと読み、議論を重ねて、最終選考に3社を選びました。
3社については、11月13日に横浜で開催される、第21回全国図書館総合展にて、須崎市が主催し、当社団が共催するフォーラム内で、公開プロポーザルの最終審査に挑みます。
詳細は、こちらのURLをご覧ください。