平成30年度の業務として、長野県白馬村の新たな図書館等複合施設における
基本構想策定業務を完了いたしましたことをご報告いたします。
本基本構想の策定支援にあたっては、これまでに実施したアンケート調査、
SDGsの視点から意見を出し合った3回のワークショップ(花井理事長が企画設計及びファシリテーター)、
専門的な視点での議論のための有識者会議の開催(花井理事長が有識者としても出席し、
当社団で運営のご支援も担わせていただきました)等を踏まえて、
様々なご意見を基に、白馬村と共に検討してきました。
これまでに意見が出されてきた、村内外・国内外問わず、多様な人々が集い、出会い、交流し、
学ぶことのできる場所であってほしいという想いや、図書館施設検討委員会の検討内容、
そして、多様な文化と交流する居場所づくりをすることで、
未来を担う子どもたちが豊かな白馬村を創造することのできる拠点として、集い続け、
愛され続ける施設となってほしいという願いを込めて、
「多様な創造性と出会い、豊かな未来へ誘う道しるべ」というコンセプトを定めました。
白馬村は、山岳があり豊かな自然があること、村内外に留まらず、
海外からの来訪者や移住者も多いなどという特徴があります。
それらの特徴を活かし、守りながら、現状の図書館や子育て、福祉などについての
課題解決にも繋がり、「白馬の豊かさとは何か―多様であることから交流し学びあい成長する村―」
という村の基本理念を実現する拠点として、白馬村らしさが光る新図書館等複合施設を目指しています。
今年度は、有識者会議で出された「滞在型」と「交流型」というキーワード、そして、
基本構想にもまとめた新図書館等複合施設に求められるサービスや機能連携を基に、
基本計画の策定に入っていくことになります。
引き続き、白馬村に相応しい新たな拠点づくりのために、ご支援させていただきたいと思います。
「白馬村図書館等複合施設基本構想」及び
「白馬村図書館等複合施設基本構想概要版」については、こちらをご参照ください。
https://www.vill.hakuba.lg.jp/gyosei/soshikikarasagasu/somuka/kikakuchoseigakari/7/2/3173.html