4月23日、成田本部にて、第3回理事会が開催されました。
白馬村図書館の基本構想策定と機関誌発行を終え、一息つく間もなく、
新たなプロジェクトに向けた情報共有と合意形成が行われました。
詳しくはまだお知らせできないものがほとんどですが、
主にいくつかのプロポーザルへの参加、そして『第21回 図書館総合展』の企画です。
今年度の『図書館総合展』では、図書館の基本構想策定に関するフォーラムを主催いたします。
今後、進展をご報告いたします。
月別: 2019年4月
機関誌『Cul De La』第2号を発行しました
機関誌『Cul De La』第2号が、4月23日に発行されました。
今号は「図書館建築」「地域連携」を大きなテーマとしています。
構想段階から注目の集まった「須賀川市民交流センター tette」が、今年1月にオープンしました。
「tette」は、東日本大震災からの創造的な復興を目指して計画されており、
まさに、2つのテーマが経糸と緯糸のように重なり合っています。
今回の『Cul De La』ではここを核とし、
図書館建築と地域連携のキーマンといえるゲストにご寄稿、ご対談いただきました。
建築をめぐる3つの寄稿は、よい図書館建築とは?という問いへの答えを導きます。
また、地域連携をめぐる2つの対談企画のコントラストも、面白い見どころです。
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道標 植松貞夫
「図書館建築の評価ポイント」
対談企画 伊東直登 × 岡本真
「地域連携と図書館——図書館の新たな役割」
展望 畝森泰行
「須賀川市民交流センターの挑戦——有機的な建築を目指して」
対談企画 河瀬裕子 × 手塚美希
「地域を活かすライブラリアンシップ」
建築特集 坂田泉
「紫波町図書館」
「須賀川市民交流センター tette」
エッセイ 鳴海雅人
「風音と潮騒が聞こえてくるだけで価値観が変わる場所
——生き続ける遺伝子 ミライon図書館(長崎県立・大村市立一体型図書館)」
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機関誌をお読みになった会員の方からは、たくさんのご好評をいただいております。
小さな編集部にとって、皆様のお声が本当に力になります。
ご意見やご感想、叱咤激励のお声を編集部までお送りください。
編集部は、早くも次号の機関誌に向けて企画を立て始めています。
メールマガジンでも、企画の進捗をお知らせします。どうぞお楽しみに!
白馬村新図書館等複合施設基本構想策定業務が完了しました!
平成30年度の業務として、長野県白馬村の新たな図書館等複合施設における
基本構想策定業務を完了いたしましたことをご報告いたします。
本基本構想の策定支援にあたっては、これまでに実施したアンケート調査、
SDGsの視点から意見を出し合った3回のワークショップ(花井理事長が企画設計及びファシリテーター)、
専門的な視点での議論のための有識者会議の開催(花井理事長が有識者としても出席し、
当社団で運営のご支援も担わせていただきました)等を踏まえて、
様々なご意見を基に、白馬村と共に検討してきました。
これまでに意見が出されてきた、村内外・国内外問わず、多様な人々が集い、出会い、交流し、
学ぶことのできる場所であってほしいという想いや、図書館施設検討委員会の検討内容、
そして、多様な文化と交流する居場所づくりをすることで、
未来を担う子どもたちが豊かな白馬村を創造することのできる拠点として、集い続け、
愛され続ける施設となってほしいという願いを込めて、
「多様な創造性と出会い、豊かな未来へ誘う道しるべ」というコンセプトを定めました。
白馬村は、山岳があり豊かな自然があること、村内外に留まらず、
海外からの来訪者や移住者も多いなどという特徴があります。
それらの特徴を活かし、守りながら、現状の図書館や子育て、福祉などについての
課題解決にも繋がり、「白馬の豊かさとは何か―多様であることから交流し学びあい成長する村―」
という村の基本理念を実現する拠点として、白馬村らしさが光る新図書館等複合施設を目指しています。
今年度は、有識者会議で出された「滞在型」と「交流型」というキーワード、そして、
基本構想にもまとめた新図書館等複合施設に求められるサービスや機能連携を基に、
基本計画の策定に入っていくことになります。
引き続き、白馬村に相応しい新たな拠点づくりのために、ご支援させていただきたいと思います。
「白馬村図書館等複合施設基本構想」及び
「白馬村図書館等複合施設基本構想概要版」については、こちらをご参照ください。
https://www.vill.hakuba.lg.jp/gyosei/soshikikarasagasu/somuka/kikakuchoseigakari/7/2/3173.html